頭痛のほとんどが生活習慣やストレスなどが原因で起こる頭痛で「機能性頭痛(緊張性頭痛、偏頭痛、群発性頭痛のいづれか)」とよばれています。
頭痛の約9割が命に別状のないこのタイプです。
頭痛というと脳が痛むと思う方も多いもしれませんが、実は痛みを感じるのは脳本体ではなく、頭蓋骨(ずがいこつ)の外側の筋肉・筋膜および神経、脳を包む膜や血管などで痛みを感じているのです。
その中でも70%を占めるものが「緊張性頭痛」と呼ばれるもので、ストレスや緊張、不良姿勢よって頭蓋骨を包む筋肉や膜が異常に収縮して起こります。
生活習慣や精神的ストレス、睡眠のリズムが不規則な方、長時間首が同一の姿勢の方に多くみられるため、パソコンやモニターを見る機会が多い方によく見られる頭痛です。
頭痛持ちとは、頭痛の原因となる脳の病気がなく、慢性的に頭痛に悩まされる状態をいいます。
頭痛と言えば鎮痛薬による治療が一般的だと思いますが、頭痛も痛み出した初期のころは鎮痛薬でも痛みを抑えることができることが多いと思われます。
しかしある程度の痛みを超えてしまうと、一般的な鎮痛薬では効果がない場合が多くあります。
加えて頭痛もちの人の多くが鎮痛薬を常習的に使うことにより、薬の効果自体が落ちてくるために薬の量を増やしたり、薬自体きついものに変える傾向がありこれにより健康を害することが懸念されます。
当院に頭痛でご来院される方の多くが頭痛薬は効かないことがあるといわれます。
偏頭痛を(治療せずに)放っておくと、脳梗塞のリスクが25倍にというアメリカの研究結果もあります。
不安感をあおるわけではありませんが、頭痛が何らかの疾患の症状として出ている場合は注意が必要です。
頭痛の頻度として頭痛になりやすい方や頭痛持ちの方は頭痛は一度きりということはまずなく、女性では月に4~5回、男性では月に1回以上の回数になることも珍しくありません。
そのため普段から頭痛が起きない、または起きにくい状態を作ることが重要なのです。
いつもの頭痛だからとほったらかしにしないようにしましょう。
当院の頭痛施術の特徴としては、特に頭から足先の骨格や筋肉のバランスに注目した施術を行います。
体のゆがみのチェックと筋膜の緊張を確認した上で施術を行います。
頭痛の緩和にはそういったことが重要になります。
頭痛のその場の痛みを抑える対処的な施術ではなく、骨格と筋肉、ひいては神経の状態を自然な状態に調整することで、そもそも頭痛が起こらない状態を作ることを目的としています
「緊張性頭痛」は、ストレスや緊張によって頭蓋骨を包む筋肉や膜が異常に収縮して起こります。
足のアーチが崩れている方は日常の荷重を足で吸収できずに衝撃が後頭骨の部分び蓄積していきます。
首の筋肉は頭蓋骨や首の骨に大半がついているため、これが緊張することでその周囲にある筋肉つまりは頭蓋骨についている筋肉にも緊張を及ぼし首の骨のゆがみを起こすのです。
ですから、根本的に頭痛を治すためには足のアーチをしっかり作り、筋肉の状態を正常にし、結果として首を緊張度の低いバランスのとれた状態にすることが必要になります。
医師の頭痛学会の中でも首の状態が頭痛を招くことは認められています。
「片頭痛」に関してもこの施術方法が有効です。
というのも「片頭痛」は脳内の血管で発痛物質が放出されることにより、血管に炎症が起こり、血管が拡張することで頭痛が起こります。
当院の施術法では、発痛物質をリンパの流れにより排出させることにより、炎症からくる痛みの悪循環を一旦ブロックすることで、炎症を鎮静化させます。
「頭痛薬を継続して飲み続けている」「頭痛の原因から改善したい」という方に受けていただきたい施術です。